平成27年度事業報告
総 括
過疎高齢化が進む中山間地域において持続可能な生活基盤の確保に向け長岡市とともに協議し、事業の展開を進めて参りました。中越大震災からの復興から新たな地域づくりへすすんでいく転換の年となりました。これからもの地域住民と共に中越防災フロンティアの使命を果たして行けるよう努力し、活動して参ります。
1. コミュニティー事業(クローバーバス)
平成26年4月1日より過疎地有償運送として運行を開始して2年が経過しました。主に学生の通学と高齢者の通院を目的に利用されています。過疎化と高齢化が進む地域においては利用者の数は年々減少傾向にあります。そこで、更なる利用促進対策とし、旅客範囲の拡大を長岡市公共交通協議会に申請し、承認をいただき新潟県へ届出を行いました。平成28年4月1日より地域外からの来訪者も乗車できるようになりました。今後も利用状況を検証し、利便性の向上および効率化を図っていきます。
【実績】H27.4.1~H28.3.31 36,281名、H20.7.1~累計
295,844名(H28.3.31現在)
2.現地視察・おらたる運営事業
やまこし復興交流館「おらたる」の運営を通じて「地域の防災力、個人の防災力」を高め、中越地震の被災経験や災害、防災に関する知恵や情報を発信しました。また、中越地震被災地視察会をコーディネートし、視察案内を行いました。
【実績】6団体115名、H19~累計 84団体 2,192名(H28.3.31現在)
3.防災体験・学習事業(越後雪かき道場)
10冬目となる越後雪かき道場はこれまで開催してきた地域での継続的な開催と、豪雪時の備え及び都市と地域との交流拡大のツールとして展開しました。
また、「防災」と「ツーリズム」プログラムの確立、相次ぐ転落事故対策「命綱講習」を開催した。さらに越後雪かき道場®が10年にわたって「Snow Safety(除雪安全)」と「Snow
Rescue(除雪ボランティア)」に取り組んできた活動の集大成として、ソフト、ハードの両面から活動を行うとともに、全国の豪雪地に「Snow Innovation(雪国の革新)」を伝播していくための「雪かき道場シンポジウム」(参加者80名)を開催しました。
【実績】4会場、参加人数計 83名、H19~累計 1,191名(H28.3.31現在)
4.地域コミュニティー事業
地域(全集落)の住民が一堂に集い、気軽に楽しく参加できる機会を提供することで、多集落、多世代、多分野の交流が気軽にできるようになり、地域全体の一体感が醸成でき、地域全体の更なる活性化に繋げることを目的に「やまこし夏まつり2015」を開催しました。
【実績】開催日 平成27年8月30日(日)参加人数 約256名
5.地域散策ナビ活用事業(地域の宝磨き上げ事業)
中越地震以降、復興支援のため、または復旧した美しい山古志を訪問する観光客は増えていますが、中山間地の多くの観光スポットは、カーナビで案内できるポイントが少なく、現地までたどり着けない観光客が多くなっています。
そこで、スマホの利用者が増えている現状に合わせ、デジタルガイドマップを作成し、地域内にある様々な施設や景勝地などを検索できる仕組みを構築し、それらのスポットまで容易にガイドできるシステム(山なび)の運用を開始しました。
また、情報の更新は、地域住民に積極的に参画してもらうことで、新鮮な情報の登録を実現させることとしています。
6.会議の開催
(1)通常総会(第10回)
開 催 日時 平成27年6月13日(土) 13:00~
開 催 場所 やまこし復興交流館おらたる2Fホール(長岡市山古志竹沢甲2835)
正会員総数 455名
出席会員数 444名(委任状出席者425名含む)
(2)理事会
会議名 |
開催日 |
会 場 |
内 容 |
第1回 |
6月13日(土) |
おらたる |
H26事業報告・決算、H27事業計画、予算について |
(3)監査会
会議名 |
開催日 |
会 場 |
内 容 |
監査 |
6月13日(土) |
フロンティア事務局 |
H26
事業報告、収支決算について |
(4)その他
中越メモリアル回廊連絡会議(毎月)、長岡市公共交通協議会山古志分科会など
7.H27年度活動計算書