令和3年度事業計画

1. 事業実施の方針

○基本方針

やまこし復興交流館おらたるを拠点に地域コミュニティの活性化や地域経営の確立を目指して活動し、これらの活動が中山間地域の持続可能性を考えるうえで重要な「地域経営実践の 全国モデル」となる活動を行う。

○クローバーバス事業

クローバーバスは人口減少により利用者が毎年減少しています。地域住民の生活の足としては重要な役割を担っておりますが乗車率の低下により減便の検討が余儀なくされています。路 線及び便数を維持することはもちろんですが、乗車実績を増やし、利便性の向上と効率化を図 り安定した運行を目指していく必要があります。また新たな交通政策の検証を行います。

平成24年4月1日

○現地視察・おらたる運営事業

中越地震の経験を貴重な「資源」ととらえ、やまこし復興交流館「おらたる」を拠点に、防災学習・災害研究の拠点の最前線(フロンティア)として、全国から被災地視察案内を継続して 受け入れるとともに、全国の被災地にむけた復興へのノウハウを提供していきます。

 また、減災学習プログラムの構築を行い、新たなニーズの取り込みを行う。交流人口や関係人口の拡大に向けて SNS などを活用して情報発信を行い、地域内のサロン的 機能も充実させ持続可能な運営を目指します。

○防災体験・学習事業(越後雪かき道場)

 「越後雪かき道場」は、豪雪時の備え及びボランティアと中山間地域との交流拡大のツールとして定着させつつ、山古志地域を拠点に除雪作業時の事故を防ぐ啓発活動を展開していきま す。特に近年事故が多発している屋根からの落下事故を防ぐため、命綱の使い方や適切なアン カー設置に関して安全対策モデル地域を構築し、全国の豪雪地帯に向けて引き続き啓発活動を 展開します。

 越後雪かき道場の経験を活かした有償ボランティア派遣システム(YUBO)の実用稼働を 開始します。

 越後雪かき道場の経験を活かした新たな事業展開を検証していきます。

○その他事業

会員(地域住民)が楽しめる企画や交流促進の場を提供していきます。


令和3年度事業報告

総括

山古志地域の過疎・高齢化による地域の共助機能の低下が年々深刻化しています。臨時閉館 やイベントの中止等積極的な誘致が行えない中ではありましたが、EC サイト、オンライン予約、 SNS 活用等時代に即したオンライン化を進め、コロナ収束後の移住定住推進、交流人口促進に 向けた事業にも取り組み、全国のモデルとなり得る山古志を目指して事業展開を行いました。

1. クローバーバス事業

山古志地域住民の生活交通としての機能を担ってきたクローバーバスですが、少子化の影響 で利用者数が減少しております。利用状況等を検証し、運行の持続性について考察し、新たな 課題や運行機能について意見交換を行いました。

【実績】R3.4.1~R4.3.31 13,220 名(前年比-224 名) H20.7.1~累計 397,520 名(R4.3.31 現在)

2.現地視察・おらたる運営事業

やまこし復興交流館「おらたる」は感染防止対策を徹底し、施設内からの感染を防ぐこと が出来ました。昨年度開始した減災学習プログラムを再構築し、事前学習動画+テキスト作成 を行い修学旅行生などの受入ツールとして確立しました。また、地域住民も巻き込んだ事業 をスタートし、スタッフが防災士資格取得等、今後の活動に広がりが期待出来る事業展開 となりました。また R3.9 月より地域おこし協力隊 1 名が活動開始しました。

【臨時休館】 R3.5.14〜R3.6.13
【実績】 視察案内70団体 (展示室のみ15,ガイド39,語り部4)

他被災地受入 3団体 35名
おらたる来館者数 21,512名 (前年比-3,860名) H25~累計 258,750名(R4.3.31現在)

3.防災体験・学習事業(越後雪かき道場)

有償ボランティア派遣事業(YUBO)は、登録者向けの除雪安全指導という目的で行いました。 今後は登録者を増やし、地域の実情に即した実践的な展開を目指しています。

【実績】 越後雪かき道場 1回 YUBO派遣 4回 9名

参照:R3年度活動計算書.pdf


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