令和4年度事業計画

1. 事業実施の方針

○基本方針

やまこし復興交流館おらたるを拠点に地域コミュニティの活性化や地域経営の確立を目指して活動し、これらの活動が中山間地域の持続可能性を考えるうえで重要な「地域経営実践の 全国モデル」となる活動を行う。

○クローバーバス事業

クローバーバスは人口減少により利用者が毎年減少しています。地域住民の生活の足としては重要な役割を担っておりますが乗車率の低下により減便の検討が余儀なくされています。路 線及び便数を維持することはもちろんですが、乗車実績を増やし、利便性の向上と効率化を図 り安定した運行を目指していく必要があります。また新たな交通政策の検証を行います。

○現地視察・おらたる運営事業

新型コロナ感染症予防策を徹底し安心して来館できる施設運営を行い、「おらたる」を拠点に、防災学習・災害研究の拠点の最前線(フロンティア)として、全国から被災地視察案内を継 続して受け入れるとともに、全国の被災地にむけた復興へのノウハウを提供していきます。

また、減災学習プログラムの受注増加に向けた広報を行い、新たなニーズの取り込みを行う。

交流人口や関係人口の拡大に向けて SNS などを活用して情報発信を行い、地域内のサロン的 機能も充実させ持続可能な運営を目指します。

○防災体験・学習事業(越後雪かき道場)

「越後雪かき道場」は、豪雪時の備え及びボランティアと中山間地域との交流拡大のツールとして定着させつつ、山古志地域を拠点に除雪作業時の事故を防ぐ啓発活動を展開していきま す。特に近年事故が多発している屋根からの落下事故を防ぐため、命綱の使い方や適切なアン カー設置に関して安全対策モデル地域を構築し、全国の豪雪地帯に向けて引き続き啓発活動を 展開します。

越後雪かき道場の経験を活かした有償ボランティア派遣システム(YUBO)の実用稼働を 開始します。

○その他事業

会員(地域住民)が楽しめる企画や交流促進の場を提供していきます。


令和4年度事業報告

総括

山古志地域の人口が800人以下に減少した中でも地域内外の交流を増やす事業展開を行 ってまいりました。山古志地域の魅力を発信した交流事業をおこなってきたことが地域の活性 化につながっていると考えます。

1. クローバーバス事業

山古志地域住民の生活交通としての機能を担ってきたクローバーバスですが、少子化の影響 で特に通学利用者数が減少しております。今までの運行スタイルの他に新たな運行方法を検証 して生活交通としての機能維持を模索し、持続可能な交通手段としての検討を行いました。

【実績】 R4.4.1~R5.3.31 11,705 名(前年比-1,515 名) H20.7.1~累計 409,225 名(R5.3.31 現在)

2.現地視察・おらたる運営事業

地域住民の知恵の伝承を目的に山古志カルチャー教室などを開催し地域内外の交流を促進し た事業を展開しました。

【実績】 視察案内89団体 (3,129名,ガイド82名,語り部4名) おらたる来館者数 22,980名 (前年比+1,468名) H25~累計 281,730名(R5.3.31現在)

3.防災体験・学習事業(越後雪かき道場)

山古志デジタル村民を中心に有償ボランティア派遣事業(YUBO)の PR と除雪安全指導という 目的で雪下ろし講習会を行いました。今後は登録者を増やし、地域の実情に即した実践的な展 開を目指しています。

【実績】 越後雪かき道場 1回(27名)
YUBO派遣 1回(1名)

参照:R4年度活動計算書.pdf


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